アイシネンの防音(吸音)効果検証

【ポイント】
10月20・21日に開催された完成現場見学会に於いて窓枠にアイシネンの成型材をはめ込んだ場合と ペアガラスのサッシだけの場合の騒音を計測しました。

今回の会場は高速道路のすぐ脇に建つために当初より防音に関してかなり気を使って計画・施工されました。
写真の部屋は2階の南西に面する一番高速道路寄りの部屋で壁断熱は当然アイシネンですが、室内のボードを2枚張りにしてさらに防音に対処しました。
窓も空気層12ミリのペアガラスで断熱・防音効果にも優れていますが、そのサッシ枠に若干隙間はあるもののアイシネンのカット材厚さ約75ミリをはめ込んで騒音を測定しました。
2日間にわたって騒音を測ると平均52デシベルの値となりました。
大型トラックやバイクが走ると当然騒音が大きくなります。
そこで20分ほどの測定時間内で最大の騒音を測定したところ、最大が62dBの値となりました。
次に窓枠からアイシネンを外した状態で騒音を測ると平均60デシベルとなりました。
2ヶ所の窓をアイシネンで塞ぐことにより平均で60dBが52dBと8dB騒音低減となりました。

(騒音計CUSTOM MRS-1使用)
同じく最大の騒音を測ると69dBの値となり最大騒音でも69から62dBと7dBの低減が実証されました。
アイシネンは89ミリ厚の音響特性でSTC(減衰率)37デシベルNRC(吸音率)70%の公なデーターがありますが、 基本はどれだけ良い材料でも断熱同様隙間がないことであり、将来にわたって変形・収縮したりせず性能を保つことが重要になります。  



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